街
街はさわがしい
明りはギラギラ
車はブンブン
空はかすんで
耳には雑音
ひとはせわしく
歩いてるとつらい
こころの休息が必要だ
街を出よう
こころが透き通るように
街を出よう
こころから笑えるように
公園
わたしが行く公園は
いつも静けさただようところ
朝の光を浴びて
木々が葉を揺らし
喜ぶ
ただ静けさだけが
そこにある
ブランコに乗って
ゆらり ゆらり
風邪といっしょに
ゆらり ゆらり
風さん
今日はどこへ
暗がりのベンチに座り
ほっとひといき
空をながめ
この静けさが
いつまでも続くよう
そっと 祈る
でも静けさは
ずっとそこにいてくれない
わたしは自転車に乗り
せわしなく動くあの道を
ゆく